超有名な功法で、太極拳でも行われていますし、動きはラジオ体操にもあります。
気功の歴史的にはかなり初期の段階(古い時代)からある気功法です。
気功でも、太極拳でも準備運動として行われることが多い功法です。
スワイショウにはたくさんの種類があります。
強度もいろいろ調節することが可能です。
どの種類でも、同じ動作をしばらく続けて行います。
最低でも15分間以上行わないと、このおだやかな運動の効果(快感)はわからないとされています。
が、15分続けるのは、けっこう大変です。
最初は30回とか、5分とか、無理のない範囲で始めましょう。
最終的には1000回くらい続けると、まとまった効果が出るようになります。
その効果は?
①からだの内側からほぐす力を引き出して、無理なく全身をほぐしていく。
②単調な繰り返しの刺激によって脳が休息しやすい。
③からだがその運動よって変化して行く様子を観察していくことが出来る。
どんな変化が出かてくるのでしょうか?例です。
・肩が暖かくなり、なめらかになる
・肩甲骨の間がほぐれて、心臓が楽になる、心臓周りが広々とした感じ
・背と首がほぐれて、心臓から血液を上に上げるのに高い圧力を要しなくなり、心臓の負担が減った⇒血圧が下がる
・逆に頭に上がっていた気血が下がり、しばらく続けていると頭がクールに、澄んだ境地に
・鎖骨の周辺のコリは、普段意識されにくいが、意外にこっているもので、対人関係の悩みはここのコリとして現れるとされている。鎖骨周辺のコリがほぐれてくると、肺が楽になり、呼吸が深くなり、強いパワーを出せるようになる。
・中医学では、肺と大腸はセットなので、便秘と肩こりは一緒に起こるとされている。肺が楽になると、腸もよく動くようになり、腸が整う
・腕の経絡の流れが良くなり、手のひらの「労宮」のツボが開かれ、気を感じやすくなる
・腕の運動の反作用で腰が自然に、わずかに前後に揺れて背骨のゆがみを整える
とか言われていますが、考えるより気持ちのよさを大切にしたいところです。
実際の動きはこの次の記事です!