東洋医学の大きな特徴は、人と自然を統一体として捉えることです。
より大きな統一体を宇宙と考えると、人間も自然も宇宙を構成する1要素で、人間の体もまた多くの細胞の集合体です。しかし、1つ1つ独立しては成り立たず、互いに連絡しあい、影響しあって成り立っています。
このような考え方を「統一体観」と言います。
統一体は、全体でみても、細かい要素1つ1つでみても、同じ原則が働いていると考えます。すなわち、自然も人間も、人体内部の細胞組織も同じ原則で動いているということになります。
宇宙や自然も不動のものではなく、常に変化を続ける流動的なものです。季節は移り変わり、昼から夜へ、夜から昼へ移り変わります。宇宙も人体内部も同じように変化するのです。
統一体の変化を表現するものの1つに、陰と陽☯の概念があります。世の中のあらゆるものを、陰と陽の2つの性質に分けて、対立する関係とします。
陽は明るい、熱い、活動的という性質で、陰は暗い、冷たい、静かという性質です。陰陽については、次の記事で〜😊