とうとう関東地方も梅雨入りしましたね~。
ジメジメって、からだをだるくさせたり、やる気を無くさせたりしますよね😓。乾燥も良くないですが、湿が多すぎるものからだに負荷をかけてしまいます。梅雨時~夏~残暑まで、からだの中に不要な湿が溜まらないように気を付けたいものです。
からだから湿を出す働きをする食べ物はいくつかありますが、今日は「緑豆」をご紹介します。
緑豆と言えば、「緑豆春雨」「緑豆もやし」を思い浮かべる方が多いと思いますが、中国では緑豆をスープにして飲みます。日本ではなじみが無いのですが、緑豆は立派な薬膳であり、漢方の生薬です。
生薬としては、解毒・解熱・消炎・吐き気止め・血糖値の上昇抑制・利尿・美容効果・精神安定などに処方されます。
食材としての緑豆の効能は、血中脂肪やコレステロール値を下げる・抗アレルギー・抗菌・抗ガン・肝臓や腎臓の保護・疲労回復・湿や痰の排出などです。「寒」の食材なので、からだを冷やす効果があり、夏の暑い時に摂りたい食材です。夏の口の渇きも癒しますし、夏バテ防止にも。下痢止め効果もあります。一方、冬の寒い時には摂らない方がいい食材ですね。
調べてみると、栄養成分も豊富でした。タンパク質・炭水化物・カルシュウム・リン・鉄・ビタミン・葉酸なども入っていました。さらに、食べる時の注意事項がありました(中国人の先生は、何も言ってなかったですけどー💦😅)。鉄鍋で調理しない方がいいようです。緑豆はタンニンを含んでいるので、鉄と反応してしまうようです。また、服薬している時は、その効果が薄れてしまうようです。これは、緑豆に解毒作用があるからだと思います。薬は元々”毒”なので、緑豆が薬を排出してしまうからだと思われます。
さて、「緑豆スープ」の作り方です。
緑豆を洗って、水といっしょに煮て、豆がやわらかくなれば出来上がり。
我が家もしばらく緑豆を食べていましたが、スープではなく、小豆のあんこのようなものにして食べていました。緑豆を1度茹でこぼし、2度目に茹でた汁を1/5~1/4残して、黒糖を加えて煮詰めていました。こうすると作り置きが可能なので~✌️。毎朝食べていました。夫がダイエットするタイミングで、作るのをやめてしまいましたが、食べやすかったです。
緑豆は、中国からの輸入品しかないのですが、とても安価です。最近はそのあたりのお店でも買えるようになっているようですが、少し前はネットで購入するしかありませんでした。安価なので、送料無料にしようと思うと、かなり大量に買わなければならず、消費するのが大変でした。で、大量に作り置きが出来る調理法へと進化したのでした。緑豆あんこは、小豆のあんこと近い感じです。甘さは入れる砂糖の量次第です。砂糖は、三温糖や黒糖をおススメします。よりコクが出ます。
この夏、緑豆を試してみるのはいかがでしょうか?