かめの歩

のっそり ゆっくり 時々とまって ぼーっとして また歩こうかね。

今年8月に私の母が転んで右手首を粉砕骨折しました。幸い順調に回復し、なんとか骨もついたようで、すでにギプスは外れ、リハビリに入っています。
ギプスは肘を覆う所から、徐々に小さくなり、それにつれて肘が動き、腕の可動域も増えていきました。しかし、腕を吊っていた三角巾が無くなった時、これまでのように肩を上げた途端、首の筋を痛めてしまい、未だに痛い様子です。そして、ギプスは外れましたが、怪我以来ずっと曲がったままだった右手の指がなかなか伸ばせずにいます。この曲がった指を伸ばすリハビリがとても痛いそうで、元のように手が使えるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。80歳を越えている年齢を考えれば、よくぞ骨が着いたなぁと思うのですが、やはり、動かさないとからだは動かなくなるのだなぁと思いました。

それでも、左手や足など他の部位を動かすことで、動かせない部位にも刺激が届くので、積極的に左手を使い、部屋の中をぐるぐる歩いたり、母なりに努力はしているようです。

日頃、何気なく繰り返している運動はすんなり動けて、なんとなく効果が無いように感じるかもしれせん。
でも、そのすんなり動けていることが凄いのです!普段動かさない部位を動かすことももちろん良いですし、出来るだけいろいろな部位を動かせるようにしたいですよね。
とはいえ、毎回新しい動きを取り入れるは案外大変です。
そして、同じ動きを毎回繰り返すからこそ得られる効果もあります。いわゆるルーティン効果です。
ルーティンと言うと、試合の時に緊張しても日頃の力を出すために!みたいなイメージがありますが、それだけではありません。

自己管理にも使えます。毎回同じ動きをしながら、自分のからだや心が今どんな状態かをキャッチすることが出来ます。毎回同じ動きだからこそ、自分のからだや心に意識を向けて行えば、日々の、時々の違いがわかるのです。動きが良い時は、「昨日早く寝たからかな~」とか、動きが良くない時は、「3日サボったからなあ~」とか「昨日椅子に座り続けたのが良くなかったか」など、自分にからだに起ったことの原因や効果を考えることが出来ます。そして、それを改善や継続へと良い方向へ変えようと思考する本能的な働きが、無意識でも発動しているように思います。

また、特に何かを意識せず行うと、リラックス効果もあるな、と感じています。

日々、同じ動きが自然に出来ることは、もとても素晴らしいことですよね!
皆様もこれまで続けてきた運動などありましたら、ぜひ続けてくださいね~。

って、まず、自分が練功サボらないようにしないと💦😭