かめの歩

のっそり ゆっくり 時々とまって ぼーっとして また歩こうかね。

ビーナスの誕生 ボッティチェッリ画

今年はいつまでも気温の高い日がありますね。桜🌸の気温センサーも狂うようで蕾が膨らんで来ている花もあるそうです💦😅。
気温の高い日がある、とはいえやはり朝晩には気温も下がり、北風が冷たく吹く🌬️ようになっています。からだが冷える季節となりました。

「冷えるのよ~」と言っても、どんなタイプの冷えでしょうか?手足の先などが冷たい末端冷え?内蔵冷え?体温が低くなる全身冷え?
いずれにしても、体内のめぐりが停滞しています。最近では、夏でも冷えに悩む方が多いようです。

冷えの原因のひとつは血流の悪さです。食生活のバランスが取れていなかったり、運動不足で血行が悪くなっている可能性があります。血行が良くないとからだの隅々まで体温を保つためのエネルギーを運べず、末端が冷えていまします。ダイエットなどで食事を減らしていると、からだに必要なエネルギーが得られず、冷えてしまうこともあります。

ストレスなどで自律神経が乱れると内蔵の血流が悪くなり、体温は通常なのに内蔵が冷えた状態になることもあります。内蔵が冷えると内蔵の働きが低下し、胃腸などの不調が起こりやすくなります。

全身的に体温が低下している場合は、要注意です。低体温症の方は冷たいものを口にしない、からだを暖めるなど冷えの改善にすぐ取り組みましょう。

中医学では、「氣・血・水(津液)」の三要素をからだを構成する基本物質と考えます。どれも多すぎても、少なすぎてもダメなのです。三要素のバランスが大切です。
ファッションモデルの方などが多量の水を飲んでいますと言うのを聞いたことがあります。中医学の観点からは「うーん、どうだろうか?」と考えてしまいます。水も多すぎれば毒になるのです。上手く出せれば大丈夫かもしれませんが、排出されなかった水が体内に停滞すると、そこに淀みが生まれ、冷えや病気の素になる可能性があります。水の摂り方も人それぞれで適量が違います。基本的には、一気に多量ではなく(毒物の排出を目的とした場合は一気に多量に飲む必要がある時もあります)、少量を度々摂る方が良いようです。夏の熱中症対策時によく言われている飲み方です。

暑がりで汗っかきだからと言って冷えていないとも言い切れない、ということもあります。自律神経が乱れていると寒がりでなくても深部体温が低く、内蔵が冷えていることがあります。

冷えると血管が締まり、血もドロドロになりやすく、血流が悪化。栄養がきちんとからだの末端まで届かない、老廃物が回収されずにその場に残る可能性が高まる。しっかりめぐらないからだは老いを加速させます。また、生命活動に必要な体内酵素は37度から最も活性化するそうです。冷えたからだは免疫力も低下し、病気になるリスクも高まります。

なんだか脅かしてしまっていますか?😅💦
大丈夫です。暖かい食べ物・飲み物をほどほどに摂って、運動を生活の中に取り入れて、いろいろなコトを面白がって(声を出して笑うととてもいいです!体温上がります)過ごすように心がけていれば、きっと立派な”温活”になると思います。そして、かめの皆さんには気功があります!氣血水のうち、”氣”です。血や水がちょうどよくあっても、氣がしっかりからだ中を流れなければ、血も水もめぐりません。めぐりには氣の流れが必要です。教室で練習した動きのどれでもいいので、一日3分でも5分でもやってみてくださいね。
そしてもう一つ☝️。教室で時々練習している呼吸もぜひ日々の生活に取り入れてみてください。ゆったりした呼吸でも良い氣を取り込むことが出来ます。きっと、この冬も元気に過ごしていただけると思います。