
私は気功の他にカンフーと呼ばれる武術と太極拳を習っているのですが、気功も太極拳も、武術の型や動きを元にしています。武術は、自分の負荷を最小にして、相手へ送るパワー(攻撃力)を最大にすることを目指す動きです。
今私たちは、自分たちで動きたいように動いていますよね?でも、ケガをしたことがある、以前していたスポーツの影響、カッコイイと思って真似ていたポーズがある等々、これまでの生活で何かしらの影響を受けて身についているクセがあったりします。私はいっぱいあります👻。武術の練習をしていると、これまで自然だと思っていた自分の動きが、クセのために無理した態勢だったと気づかされることが多いです。長く修正されることが無かったために痛めてしまっている部位もあります。私の場合、これがけっこう致命的だったりします💦😅。
オリンピック選手をはじめ、スポーツを極める方たちが、身体能力を高めるのはもちろん、腕の振り方だったり、足の上げ方だったり、肩の動かし方だったり、身体の使い方にロスが無いか?より効果的な身体の動かし方はどれだ?と研究しているのは、テレビなどでもよく見ますね。
洗濯機や冷蔵庫など、超重たいものを運ぶ方々も、重いものを運ぶ時の身体の使い方を習得されているから持てるので、素人が急に持ち上げようとしたら、足腰腕が、、、、😣
年齢を重ねて行くと、どうしても自分の思い通りに身体が動かなくなって来るようです。でも、実は動かし方を工夫すれば、もしくは今から理にかなった動かし方を身に付けておけば、より長い期間、動きの自由を保っておけるかもしれません。
どんな運動も、じっくりよく観察してみると、指導する方と自分との違いを発見したり、鏡に写った自分を見て自分自身で気づいたり。「自分の自然な動き」を疑って、見直してみる価値はあるのかなと思います。特に自分で動きにくいな、と思う部分は。
ただ、気付いても、すぐに修正出来る訳ではないと思われます。それなりに長い時間をかけてその形、動きになっている場合が多いので、”修正した姿勢でいる”のは大変だったり、もう修正は困難な状態と思われれることもあると思います。
ですが、修正したいところに気付くことから始まります。生きている限り、身体は常に更新されて行きます。気付けば、日々の生活の中で、思い出した時に修正していくことで、新しいクセを獲得し、ゆがみや元のクセの影響を少しづつ戻す、または今以上進まないように出来るかもしれません。
身体を上手に使えるようにするためには、出来るだけ身体の左右の差を少なくすることと、下半身と体幹を鍛えることが秘訣なのかな、と感じています。
自由に動けるって、素晴らしい!
皆様、一緒に頑張って、自由でいましょうね~。😄