中医学では、心とからだを切り離して考えることが出来ません。病気は、気のバランスがくずれたり、気の流れが滞ったりして生ずると考えます。人間のからだは自然の一構成要素ですから、自然の摂理にかなった生活をすれば、病気にはならないと考えます。とはいえ、原始人の生活では無くなった現在では、なかなか自然の摂理に沿った生活もしにくいですよね💦😓。生き方や生活習慣、生活態度なども様々です。そこに病気の大きな原因があると考えるのです。
個々の内臓についても、どの臓器も互いに密接なかかわりを持っており、それぞれが互いのバランスを取り合っていると考えます。例えば、腎臓は水を司るり、心臓は火を司るのですが、心臓の火が強まり過ぎれば、腎臓が働き、水の作用で火を弱めます。ちなみに、肝臓は木、脾臓は土、肺は金で、五行説(中国古来からの学説で、この地球上に存在するものはすべて「木、火、土、金、水」の5つの要素に分けられる)で考えます。
また、心と内臓も密接な関わりを持つと考えます。
人の心の動きはからだの状態を反映したものであり、また心の動きは内臓の機能に強く作用します。たとえば、怒りは肝臓、喜びは心臓、悩みは脾臓、恐れは腎臓、憂いは肺に、それぞれ対応しています。
ですから、心の持ち方、はたらかせ方で病気になることも、治す力になることも出来ると考えます。まさに、「病は気から」です。
さすがに、気持ち次第で病気が全部治ります、とは言えません。でも、心の持ち方で改善することは実際あると思いますし、病気にならないよう、予防になっていることもあると思います。
西洋医学でも、心理学と病理学の相互関係の研究が進み、患者さんのメンタルケアの大切さが認識されるようになりました。ここから、マイインドフルネスなどにもつながって来ます。
風景に色の数が増え、陽ざしも日に日にパワーを増して、虫這い出し、芽吹き盛んな季節となって来ました。いろいろあるかもしれませんが、、、ここはひとつ、春の明るい陽光✨にのせられて🕺💃🏻、陽気な気分を楽しむ🌴時間を持てるといいですね。

