3月20日(土)10:00~11:30
今日のかめです。
のざお書道教室 浦和教室をお借りして
準備運動をしっかり目に。
からだを伸ばす時、伸ばしたい方向と逆の方向も意識するようにします。
ゴムを想像してください。ゴムを一方向だにけ引っ張ると、伸びずにずるずる移動するだけです。引っ張りたい方向とその逆の方向を同時に引っ張るとゴムが伸びます。たとえば、からだの脇を伸ばしたい時は、手首と腰を両端と意識して曲げます。両端を意識した時としなかった時、からだの伸びの違いを体感してみてください。
久しぶりに站椿功を行いました。久しぶりでしたが、参加のみなさん、良い形が作れていました。10分弱行いました。
椅子に座って、足首を回したり足裏のマッサージをしながら、中医学の病の考え方をお話ししました。
・中医学は循環・廻りとバランスでからだを見ていきます。心も内臓同士も四肢も、からだ全体が関係し合っているので、「これだけ!」という処方はほぼありません。
・中医学に「余病」という言葉があるのですが、本当の病気になる前に手当し、病気にならないことを最も良い医療と位置付けています。小さな異変を感知して、大きくしない。予防医学です。しかし、病気にならないということは、何も起こらないということなので、その効果はとても分かりにくです。
・腎臓に「先天の気(生まれた時から持っている気)」「後天の気(食物や呼吸から作られる気)」が貯蔵されており、生命を司っている、というお話。
・廻りを促すには、まず排出することが必要です。私たちのからだという器は容量に限界がありますよね。空いたスペースがないと、新しいものは入ってこられません。ですから、不要なものをからだから出す必要があります。出せば、新しいものが入ります。この繰り返しが循環(廻り)となりますよね。心もからだも不要なものを手放す・排出することが病気にならない予防となります。
・中医学の診断は、その人の歩き方や話し方、目や肌の色つや、口臭があるか、舌の状態、脈など、その人の様子から病巣を見ます。内臓は外から見えませんが、内臓の状態は必ずからだの表面に現れていると考えるからです。目や耳や爪や髪の毛などは、それぞれ決まった内臓とつながっていると考えるので、その部位の状態を見て、対応する内臓の状態を判断するのです。
最後に短く、「抖動功(とんどうこう)」を行いました。この功法は発散を促します。
次回は3月26日(金)18:30~20:00 のざお書道教室 浦和教室にて です。