中医学では、季節によって影響を受けやすい臓器があると考えます。
春の植物は根に溜めていた栄養を芽吹きのために使います。
このエネルギーを回してめぐらせる働きをするのが肝という臓器です。
肝は、春になって活動的になった全身に自由にエネルギーを広げていこうとします。しかし、ストレスや抑うつの強いライフスタイルを送っている人は、肝が弱く、エネルギーを思ったように巡らせることができません。そのため、全身のあちこちで気が詰まった状態が起きます。春先に起こりやい肩こりや、めまい、胃腸の閉塞感などの原因です。
肝は自律神経の働きとも関係しています。自律神経の働きが不安定になり、体調を崩す人が増えるのも春の時期の特徴です。
肝がコントロールしている感情は「怒」です。立春を過ぎると、イライラや怒り、情調不安定、抑うつ感が強くなる人が一気に増えます。今年はコロナウイルスによる自粛で、例年の春以上に「怒」の症状が出やすかった人もいるかもしれませんね。逆に会社へ行かないので、「怒」の感情に振り回されなくて良かった!という人もいたりして😁😉?
肝に良い食物を取り入れてみるのはどうでしょう?
小豆、酸味のある果物(スモモなど)、酢を使う料理、麦、鶏、ニラ、後は青色の食物がいいとされています。
でもな~、ウチの家族は私以外、酸っぱいのが苦手。まあ、怒りっぽくないから酸っぱくなくても大丈夫かな~。でも、鶏とニラ食べさせておこう😁。